鉢植えでリスボンレモンを収穫

この記事は、リスボンレモンが何年経っても結実しなくて困ってる方に向けて、我が家で結実に至った管理を紹介します。

リスボンレモン鉢植え管理手引き

ついに我が家の鉢植え管理のリスボンレモンが昨年(2022年)結実し、無事収穫できたので、やった事をまとめます。

品種選び

レモンにもいくつか品種がありますが、リスボンレモンを選んだ理由として、当方、北関東の平野に住んでおり、東北ほどでは無いにせよ、冬はそれなりに冷え込むため、レモンの中でも耐寒性が強めであること。また、私としてはやはり酸味に期待しているためリスボンレモンを選択しました。

苗購入

苗を購入しないと何も始まりません。私はここから購入しましたが、無事しっかりした苗が届きました(結実したのが何よりも証拠)。

購入時期

レモンには植え替えや、剪定に適した時期があり、春先(3月くらい)のまだ朝方は寒い時期が苗の購入に適しています。

これから休眠から活動し始めるタイミングなので、多少環境変化があっても影響が出ません。

なので、苗の搬送ストレス、植え替えストレス、環境変化のストレスに耐えられる貴重な時期なので、このタイミングに全て終わらせましょう!

植え替え

購入した苗はなるべくすぐに植え替えましょう。

搬送コストを下げるため、ポットも細く、その分土も少ないため、そのまま育成させられる状況ではありません。

基本的にレモンは接木苗となっているので、接木部分を埋めないように植え替えます。もし埋めてしまうと、台木部分から台木の枝が生えてくる可能性があります。

土づくり

深掘りすると、土のpH値を気にした土づくりをするようですが、正直私はそんなことしてません。。

ホームセンターで売ってる、普通の草花用の培養土と、赤玉土(中粒)を合わせて元肥を混ぜ込んだ用土です。(比率も適当ですが、培養土7:赤玉土3くらいです。)

一応私が使ったのはこちらです。

元肥

赤玉土(お近くのホームセンターで買った方が安いと思われます)

鉢選び

ひと回り大きいサイズとか良く言いますよね。

いきなり鉢を大きくすると何が悪いかと言うと、根が下に伸びず横にばかり伸びてしまい、根の下の土が蒸れて根腐れの原因になります。

私は2年生苗を買いましたが、細いポットで届きましたので、最初の鉢は7号鉢に植え替えました。

春〜夏 やる事

1年目は基本的に実を付けさせないようにし、木に栄養を回します。

4〜5月頃に花が咲き、このような緑色のレモンの赤ちゃんみたいなのが見られ、それがレモンになります。おそらく体力不足で自然落果すると思いますが、無駄な栄養を回さないように、涙を呑んで摘果します。

新芽を伸ばし葉をつけ花を咲かせて実を付ける4〜5月で栄養を使うので、6月頃に追肥をします。

乾燥に強いとはいえ、7〜8月は水を切らさないようにしましょう。

また、春から夏が終わって寒くなるまでの長い期間アゲハチョウの産卵には気を付けましょう。

春〜夏まとめ

3〜4月:剪定(一年目不要)、植替え、樹形整理、この時期に伸びる新芽に実がなるので大切にする。

新芽にトゲが形成されたら柔らかいうちに根本から取る。

5月:一年目は摘果

6月:追肥、発芽したら芽かき

7〜8月:主に水管理、発芽したら芽かき

全体を通して、アゲハチョウの卵が産み付けられていないか、幼虫がいないかを定期的に確認する。特に新芽の部分に産みつけられます。

追肥

春先に付ける新芽は基本的にそのまま伸ばしていくのですが、枝先に付ける新芽以外は芽かきします。 例えば幹に直接生えるような新芽だったり、そのまま伸ばすと他の枝と干渉するような新芽等。 また、夏場に伸ばす芽は全て芽かき対象です(こちらを伸ばしても実を付けません)

秋〜冬 やる事

9月の追肥(秋肥)、11月の追肥(お礼肥)、冬支度(不織布巻き)以外特にやることはありません。

不織布を被せた後は、風に気をつけてください。

通気性があるとはいえ、何も被せていない状態よりは通気性は悪くなり、風で鉢植えごと倒れやすくなりますので、私はこういうプランタースタンドで転倒防止しております。

アゲハチョウは10月くらいまで飛来するので、気を抜かないようにしましょう。

秋〜冬まとめ

9月:追肥

11月:収穫、追肥

12月:最低気温が連続一桁になってきたら、不織布を全体に被せる。

土部分をベラボン等でマルチングする。

冬支度後は、土が完全に乾くのを確認してから水やりをするのですが、マルチングすれば基本的に降雨だけで足りると思います。

プランタースタンド

ベラボン

フジック あく抜きベラボン Mサイズ 4L
ホームセンターきたやま楽天市場店

樹形整理

麻糸を使って枝を開帳します。

木を真上から見て、Y字、X字になるように枝を広げます。

開帳型にする事で葉に効率よく陽が当たり木が強くなります。また、通気性が良くなり病気予防になるとともに、低い位置に枝が揃うので、レモンの収穫が容易になります。

まとめ

一年目はとにかく木を育てるつもりで、剪定も芽かきもせずとにかく葉を増やし、光合成を沢山させましょう。

葉10枚で実一つくらいの体力とのことなので、いっぱい収穫したい人はやはりそれなりに樹形を大きくする必要があります。

我が家のレモンは昨年4つ収穫できました。(収穫時期がズレて写真は3つですが)

氷砂糖に漬けて炭酸水割りが最高です!

御覧の通り鉢植えのまま収穫できますので、お庭、ベランダにレモン一本如何でしょうか。

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